庭の地面の素材について!芝・砂利・コンクリートを比較解説

庭の地面の素材について!芝・砂利・コンクリートを比較解説

庭づくりを考えるとき、地面の素材選びは重要です。
芝や砂利、コンクリートなど、選ぶ素材によって庭の雰囲気や使い勝手が変わります。
見た目の美しさや手入れのしやすさ、コスト面など、それぞれにメリットとデメリットがるのです。
本記事では、庭の地面の代表的な素材である「芝・砂利・コンクリート」を比較し、特徴や注意点を解説していきます。

庭の地面の素材①天然芝・人工芝

庭の地面の素材①天然芝・人工芝

一戸建ての庭でよく見かけるのが、天然芝・人工芝といった芝が敷かれたものです。
こうした芝の庭には、どのようなメリット・デメリットがあるかを見てみましょう。

芝のメリット

庭の地面の素材である天然芝・人工芝どちらにも共通しているメリットが、見た目の美しさです。
芝は自然な緑が目にやさしく、開放感あふれる空間を演出できます。
もちろん、やわらかな感触も、芝ならではのメリットです。
また、天然芝には、より自然な風合いを楽しめる魅力があります。
天然芝は人工芝にはないナチュラルな風合いを持っていて、四季の移り変わりとともに、色と雰囲気の変化を楽しめます。
一方の人工芝は、お手入れ不要で負担が少ないことがメリットです。
天然芝の庭に魅力を感じていても、忙しい毎日でお手入れに不安を感じているならば、人工芝の導入を検討してみると良いでしょう。
人工芝の庭は、天然芝ではボール遊びで芝を痛める可能性がある場所でも、人工芝なら耐久性が高く使いやすいです。

芝のデメリット

庭の地面の素材である天然芝・人工芝どちらにおいてもデメリットとなるのが、コストの高さです。
天然芝の場合、植物を維持するためのさまざまなコストがかかります。
具体的には、きれいな状態を維持するための肥料や除草剤の購入費用が必要です。
また、天然芝は放置してしまうと伸び放題になってしまうので、定期的な芝刈りのメンテナンスに手間がかかります。
さらに、芝は天然の植物であることから、日当たりの悪い場所ではうまく育たないこともデメリットです。
一方の人工芝は、施工費用が天然芝よりかなり高額になることがデメリットです。
人工芝の場合は、天然芝のように肥料や芝刈りが不要になるものの、導入コストの高さに注意が必要になります。
ほかにも、8~10年ほどで張り替えが必要になり、導入と同程度のコストがかかることもデメリットといえます。
くわえて、バーベキューなどで高温になった場所は溶ける可能性があることが、人工芝ならではの注意点です。

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庭の地面の素材②砂利

庭の地面の素材②砂利

一戸建ての購入をお考えの方のなかには、庭の地面の素材として、砂利を希望する方がいらっしゃいます。
実際に、庭に砂利が敷いてあるとどのようなメリット・デメリットがあるか、チェックしてみましょう。

砂利のメリット

庭の地面の素材として砂利を選ぶ場合、コストを抑えられることがメリットです。
天然芝・人工芝には高いコストがかかる一方で、砂利は比較的安価で導入できます。
とくに、庭の面積が狭い・安い砂利を選ぶ・自分で施工するなどの条件を満たす場合は、2,000円台からの導入が可能です。
砂利には多くの種類があり、カラーや形状にこだわらなければ、安価で手に入ることが魅力といえます。
もちろん、カラーや形状を選べば、こだわりの庭をデザインできることもメリットです。
また、砂利で地面を覆うと、雑草対策になることもメリットといえます。
少量の砂利を薄く地面に敷くのではなく、ある程度厚みを持たせて砂利を敷く場合、日光を遮断して雑草の成長を抑制できます。
さらに、砂利の庭は、防犯に役立つこともメリットの一つです。
砂利は上を歩くと音が鳴るので、不審者の侵入にいち早く気がつく・不審者を寄せつけないといった効果が期待できます。
ほかにも、庭の地面の素材として砂利を選択した場合は、施工期間が短く済むこともメリットの1つです。

砂利のデメリット

庭の地面の素材を砂利にした場合、掃除しにくいことがデメリットです。
庭に植木などがある一戸建てでは、季節によって大量の落ち葉が発生します。
地面が砂利だと落ち葉が砂利の間に入ってしまい、簡単には取り除けなくなります。
また、砂利の量によっては、雑草の育成を防げないこともデメリットです。
砂利の量を増やすとコストも増えるので、庭の広さから予算を考えることが大切です。
さらに砂利は、時間の経過とともに、量が減ってしまうデメリットがあります。
重い砂利は風で飛ばされることはありませんが、上を歩くたびに地中に埋まってしまうことが注意点です。
砂利の多くが地中に埋まってしまうと、砂利を足さなければ、雑草が育ってしまうことがあります。
ほかにも、長年敷いている砂利は、変色が進みやすいことがデメリットです。
砂利の種類によりますが、砂利自体が変色する・色が濁るなどの劣化が考えられます。
砂利は一度敷いたら永久に使えるのではなく、機能が下がり見た目が悪くなってきたら、数年ごとに交換または追加する必要があります。

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庭の地面の素材③コンクリート

庭の地面の素材③コンクリート

庭の使い方によっては、コンクリートをおすすめできる場合があります。
コンクリートの庭にはどのようなメリットがあるのか、注意したいデメリットはどのような点なのかを見てみましょう。

コンクリートのメリット

庭の地面の素材としてコンクリートを使う場合、丈夫であることがメリットです。
芝や砂利が敷いてある庭は、ある程度のやわらかさがあり、上に重いものは置けません。
しかし、庭をコンクリートにした場合だと、車などの重いものが置けます。
砂利の上に駐車すると、砂利が偏ったり地面に穴が空いたりしてしまいますが、コンクリートならば見た目と機能面に変化がなく、快適に使用できます。
また、平らに仕上げたコンクリートの庭は、通行しやすいことがメリットです。
車だけでなく、自転車や車椅子などを使う方にとって、やさしい庭になります。
さらに、庭の地面の素材がコンクリートの場合、砂利よりも雑草が生えにくいメリットがあります。
雑草が庭に生えないため、雑草を住処とする害虫の発生も防げることがメリットです。
駐車のしやすさ・通行のしやすさ・雑草の生えにくさといった機能面を重視する方にとって、コンクリートの庭は使いやすいと感じられるでしょう。

コンクリートのデメリット

庭の地面の素材をコンクリートにした場合、真夏の照り返しの強さがデメリットです。
直射日光にさらされたコンクリートは高温になり、子どもの遊び場などとして活用することが困難になります。
また、実際の温度とともに、見た目に芝のような涼しさがないこともデメリットです。
レンガなどと組み合わせてデザイン性を高めることも可能ですが、コストが高くなりやすいことに注意しましょう。
さらに、コンクリートは設置とともに、撤去にもコストがかかることがデメリットです。
一度設置したら簡単には撤去できないので、導入前によく考えることが大切です。
ほかにも、コンクリートは固まるまでに、時間がかかることがデメリットといえます。
固まるまでに条件によっては1週間ほどの期間が必要で、固まるまでの間は車で庭に乗り入れるなどの利用ができません。
ほかにも、白いコンクリートにタイヤの黒い跡がついて、見た目の美しさが損なわれやすいことや、雨天時に滑りやすいことなどがデメリットです。
庭全体をコンクリートで覆うのではなく、駐車場のみをコンクリートとし、ほかは砂利などを活用できないか考えてみましょう。

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まとめ

庭の地面の素材を芝にした場合、自然の風合いを楽しめるメリットがある一方で、コストの高さにデメリットがあります。
砂利はコストを抑えられますが、掃除のしにくさなどがデメリットです。
駐車しやすいコンクリートの庭は、雑草が生えにくいメリットがあるものの、真夏の暑さなどがデメリットになります。

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