和室・洋室それぞれのメリットは?洋室へのリフォームにかかる費用も解説
マイホームとして中古住宅を購入するならば、住みやすくリフォームすることを考えるのがおすすめです。
自分と家族に合ったマイホームにするには、和室と洋室それぞれの特徴を知ると良いでしょう。
そこで今回は、和室と洋室それぞれのメリット・デメリットとともに、和室から洋室へのリフォームにかかる費用と工期を解説します。
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和室・洋室それぞれのメリット
和室・洋室には、それぞれに住みやすさにつながるメリットがあります。
リフォーム前には、メリットを把握したうえで、どの部屋に手をくわえるかを考えてみましょう。
和室のメリット①さまざまな用途に使える
和室は、さまざまな用途に使える汎用性の高さにメリットがあります。
畳の敷いてある和室は、日中に座って過ごせるほか、夜には布団を敷いて寝室として使えます。
洋室では、ベッドを置いてしまうと日中に過ごすスペースがなくなりますが、和室は汎用性と可変性が高いことがメリットです。
和室のメリット②天然素材の心地良さ
和室には、畳・障子・土壁など、天然素材が多く使われています。
こうした天然素材は、さまざまな場面で心地良さをもたらしてくれることがメリットです。
畳はフローリングより柔らかく、足腰にやさしい素材です。
もちろん、足音やものを落とした場合でも音が響きにくく、騒音によるストレスを感じにくいこともメリットといえます。
また、障子には、風とおしの良さや調湿機能の高さといった魅力があります。
和室で多く使われている土壁についても、障子と同様に調湿機能があることがメリットです。
洋室のメリット①インテリアを楽しめる
洋室には、和室よりインテリアを楽しめるメリットがあります。
フローリングの洋室だと、床に重量のある家具を置けるため、よりインテリアコーディネートの幅が広がります。
大型のソファ・チェストなど、和室には置きにくい家具も設置可能です。
洋室のメリット②クローゼットがある
和室には、上下2段にわかれた押し入れが作られることがほとんどですが、洋室にはハンガーパイプ付きのクローゼットが作られることが多いでしょう。
クローゼットがある洋室には、洋服の収納をしやすいメリットがあります。
押し入れがある和室だと、引き出しの付いた収納ボックスなどを活用して、洋服を収納します。
しかし、洋室にあるハンガーパイプ付きクローゼットでは、洋服をハンガーにかけたまま収納できることがメリットです。
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和室・洋室それぞれのデメリット
和室と洋室には多くのメリットがありますが、リフォーム前にはデメリットについて把握することが大切です。
デメリットを知らずにリフォームしてしまうと、住み始めてから後悔するかもしれません。
和室のデメリット①傷みやすい素材が多い
和室には、畳・障子・土壁など、生活が快適になる天然素材が多く使われています。
こうした和室ならではの天然素材は、年月とともに傷みやすくなることがデメリットです。
畳の交換や障子の張り替えなどには、まとまった出費が必要になります。
洋室であれば、比較的長期間使える木材などが多用されていますが、和室では定期的なメンテナンスが必要になる素材が使われていることは、デメリットといえます。
和室のデメリット②介護しにくい
和室はシニア層から人気のある部屋ですが、高齢になると介護しにくいスペースとなることはデメリットです。
畳の和室は、介護に必要な電動ベッドなど重量のある家具を置けないことがあります。
また、畳の和室だと車椅子での移動がしにくいため、高齢になってから暮らしにくさを感じるかもしれません。
マイホーム購入後に和室を残すか迷ったら、将来的な用途を考えて、部屋の一画のみ畳を残すことを検討するのがおすすめです。
洋室のデメリット①足音が響きやすい
フローリングの洋室は、畳の和室と比較して、足音などの生活音が響きやすいことにデメリットがあります。
一戸建て住宅で2階の洋室を子ども部屋とした場合、走り回る音やものを落とす音などが原因で、1階にいる家族がストレスに感じるかもしれません。
ただし、洋室であっても、フローリングのままではなく、防音性能の高いクッションフロアなどを利用すれば、生活音をある程度は抑制できます。
洋室のデメリット②寒く感じられる
フローリングの洋室は、畳の和室より寒く感じられることがデメリットです。
冬場に足元が冷えやすく、厚手の靴下やスリッパなどがなければ、過ごしにくいと感じられることがあります。
フローリングにカーペットを敷いたり、床暖房を導入したりすれば寒さはなくなりますが、リフォームなどにコストがかかることは注意点です。
足先が冷えやすい方であれば、過ごしやすい畳の部屋を残すことを考えるのがおすすめです。
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和室を洋室にリフォームする費用・工期
購入したマイホームの和室を洋室にリフォームする場合、あらかじめ費用と工期についてチェックしておくのがおすすめです。
一般的なリフォームの費用・工期
一般的な広さである6畳の和室を洋室にリフォームする場合、50万~80万円ほどが費用相場です。
この費用には、床・壁・天井のほか、収納スペースの変更が含まれています。
ただし、それぞれの場所の工事は、使用する素材のグレードによって費用に差が生まれることが注意点です。
洋室では内装に木材が多用されますが、無垢材などを希望する場合は材料費が高額になります。
もちろん、6畳より広い和室であれば、さらに費用は高くなります。
また、一般的な洋室へのリフォームにかかる工期は、最低でも2~3日かかると考えると良いでしょう。
工期についても、工事箇所や部屋の広さに応じて長くなることがあります。
床のリフォーム費用
和室の畳をフローリングにするだけのリフォームであれば、20万~30万円ほどで可能です。
想像より高額だと思われるかもしれませんが、畳からフローリングへの変更には、下地の基礎工事が必要になります。
単純に、畳を撤去してフローリング材を敷き詰めるだけではないため、ある程度リフォームに費用がかかります。
壁・天井・押し入れはそのままで、重い家具を置けるようにリフォームしたいならば、フローリングのみの工事がおすすめです。
壁・天井のリフォーム費用
畳の居心地の良さを活かしながら、見た目を洋風にリフォームするならば、畳のうえにラグなどを敷き、壁と天井をリフォームすると良いでしょう。
壁と天井のみを洋風にリフォームする場合、20万~30万円が費用相場です。
ただし、壁と天井に使用する材質のグレードによっては、20万~30万円より費用がかさむ可能性があります。
ドアのリフォーム費用
和室の入口には、ふすまが設置されていることがほとんどです。
和室を洋室にリフォームする場合、このふすまをドアなどに変更します。
洋室に合ったドアや引き戸への変更のためのリフォームは、10万~15万円が費用相場です。
ただし、ドアの枚数を増やして大きく開く入口を作る場合や、グレードの高いドアを希望する場合には、これよりも費用が高額になります。
収納のリフォーム費用
和室の押し入れが使いにくいと感じているならば、収納をクローゼットへ変更するのがおすすめです。
クローゼットのみのリフォームにかかる費用は、15万~25万円ほどとなります。
ただし、クローゼットの内部にどのような設備を作るかによって、この費用に差が生まれます。
簡単な設備のクローゼットであれば安価で済みますが、ウォークインクローゼットなど特殊な収納スペースを希望する場合だと、50万円ほどの予算が必要です。
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まとめ
和室は、座ったり寝たりできる汎用性の高さがメリットで、洋室はインテリアコーディネートを楽しみやすいことがメリットです。
一方で、和室には畳などが傷みやすいデメリットがあり、洋室には生活音が響きやすいデメリットがあります。
6畳の和室を洋室にリフォームするならば、50万~80万円ほどが費用相場です。
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