一戸建ての壁で使用するサイディングはリフォームが必要?時期や理由を解説
一戸建ての購入後にリフォームを検討する方は多いでしょう。
とくに近年では、サイディング材の需要が高まっており、住宅リフォームで取り入れる方が増えています。
今回は、一戸建てのリフォームを検討している方に向けて、サイディングとは何か、メンテナンスが必要な時期や塗装が必要な理由をご紹介します。
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一戸建てのリフォームで知っておきたいサイディングとは
サイディングとは、建物の外壁に使用する外壁材の一種です。
以前はモルタルが外壁材として使用されていましたが、近年はサイディングが主流です。
サイディングには、以下のような特徴があるので事前に確認しておきましょう。
特徴①工事費用が安く済む
一戸建てのリフォームでサイディングを利用するメリットは、工事費用が安く済むことです。
パネル形状になっているため大量に購入しやすく、従来のモルタルと比較して特殊な技術も必要ありません。
サイディングは、リフォーム費用を抑えたい方におすすめの選択肢といえるでしょう。
特徴②耐水性に優れている
サイディングには、耐水性に優れている特徴があります。
そのため、従来のモルタルに比べて経年劣化しにくい点がメリットです。
工場生産となっているため、安定した品質を維持できるのも特徴です。
耐久性や防火性なども優れているので、住宅の品質は保たれるでしょう。
安全性の高い住宅を求める方には、外壁にサイディングを採用することをおすすめします。
特徴③デザインの種類が豊富
サイディングは、レンガ柄やタイル柄・石柄などデザインの種類が豊富です。
幅広い選択肢のなかからデザインを選べるため、希望の住宅がつくりやすいでしょう。
一戸建てのリフォームで見た目を重視している方は、外壁のデザインにこだわると、理想の住宅を実現できます。
特徴④工期を短く済ませられる
サイディングは特殊な技術が必要ないため工期が短く、リフォーム中の仮住まいの期間を短縮できます。
一戸建てのリフォームをできるだけ早く済ませたい方にとっては、大きなメリットになるでしょう。
工期が短くなると、人件費なども抑えられるため、結果的に建築コストが下がります。
サイディングは工事期間を短くしながら質の高い住宅をつくれるので、リフォームの候補として検討してみると良いでしょう。
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一戸建てのリフォームで知っておきたいサイディングの交換時期
サイディングには、主に「窯業系」「金属系」「樹脂系」の3タイプがあります。
種類によって主成分が異なるため、メンテナンス時期も変わる点に注意が必要です。
以下で、種類ごとの特徴とメンテナンス時期を確認しておきましょう。
窯業系のメンテナンス時期
窯業系とは、セメントと繊維質を主成分とするサイディングです。
3タイプのなかでもっとも使用されており、耐震性・耐火性・デザイン性に優れています。
窯業系サイディングのメンテナンス時期は、8〜15年です。
製造時の表面塗装が紫外線によって劣化し、水を吸収しやすくなると、サイディング本体の劣化も進行してしまいます。
サイディング表面の塗装に劣化が現れたタイミングが一戸建てのリフォーム時期のため、工事内容などを事前に確認しておきましょう。
金属系のメンテナンス時期
金属系とは、アルミニウムや鉄などの金属素材が使用されているサイディングです。
金属を成形・加工し、断熱材で裏打ちしたものが「金属系サイディング」です。
金属の質感を活かしたモダンでシャープな印象を演出できるのが、窯業系とは異なる魅力といえます。
また、外壁材としては重量が重く、建物に負担をかけにくい特徴があります。
金属を採用しているため、水の吸い込みやひび割れの心配は少ないでしょう。
金属系サイディングのメンテナンス時期は、10〜15年です。
傷が付くとサビが発生したり、色褪せが起こったりするので、そのタイミングで一戸建てのリフォームをおこなうと良いでしょう。
樹脂系のメンテナンス時期
樹脂系は、海外で多く取り入れられているサイディングです。
塩化ビニルを使用しているため、雨や塩害に強い特徴があります。
さらに、原料自体に顔料を練り込んでいるので、色褪せもほぼなくメンテナンスの頻度も低いでしょう。
樹脂系サイディングのメンテナンス時期は、10〜30年です。
注意点として、樹脂系サイディングは紫外線に弱く、樹脂同士の結合が切れると、徐々に弾性が失われていきます。
このようなケースでは、紫外線を遮る塗料を施工したり、サイディングの張り替えをおこなったりと、一戸建てのリフォームを検討しなければなりません。
工事の難易度が高いため、日本で適切に施工できる業者は限られており、費用が高くなるでしょう。
そのため、国内ではあまり採用されていないのが現状です。
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一戸建てのサイディングリフォームで塗装が必要な理由
一戸建ての外壁材は、常に紫外線や雨風にさらされてるため、劣化が避けられません。
年月が経つごとに経年劣化を起こし、その度にリフォームが必要です。
経年劣化で落ちた防水性は、塗装により回復させられます。
定期的に塗装を施せば、サイディング材や建物の構造体を水分から守り、家の内部腐食といった深刻な被害を未然に防げるのです。
このような理由から、サイディングのリフォームでは塗装が欠かせません。
一戸建てのサイディングリフォームで塗装が必要な理由を把握したら、次におこなうのは「劣化サインのチェック」です。
以下の3つが主なサインとなっているので、理由も含めて確認しておきましょう。
劣化サイン①:チョーキング現象
サイディングの表面を指で触ると、古くなった塗膜がチョークのように手に付くことがあります。
これを「チョーキング現象」といい、塗膜の防水性が損なわれているサインです。
チョーキング現象は、雨風などを理由に引き起こされるため、このようなサインを見つけたら、早急にリフォームを検討しましょう。
劣化サイン②:外壁の変色・退色
外壁の変色・退色は、サイディングの色味が薄くなったり、白くぼやけて見えたりする現象です。
そのまま放置すると、塗膜の防水効果がなくなり、サイディングの腐食を引き起こすおそれがあります。
これらの現象は、主に紫外線や熱・酸性雨が理由で発生するので、一戸建て購入後のリフォームで対策すると良いでしょう。
新築時にサイディングを採用するときは、事前に耐用年数を確認しておくことをおすすめします。
表面に劣化が見られないケースでも、内部が腐食している可能性があるため、耐用年数を目安にメンテナンスをおこないましょう。
劣化サイン③:コーキングのひび割れ
コーキングのひび割れは、経年劣化や施工不良が理由で引き起こされます。
「切れ」や「破断」とも呼ばれており、放置していると、雨水が外壁材の内部に侵入するおそれがあります。
雨漏りやサイディング内部の腐食につながる可能性が高いため、早めに補修が必要です。
その他、塗膜の剥がれや膨れなども劣化のサインとして挙げられます。
塗膜が劣化すると、サイディングに直接影響を及ぼしかねないので注意しなければなりません。
定期的に一戸建ての外壁を確認して、小さな劣化も見逃さないようにしましょう。
傷や汚れが小さいからといって、そのままにしていると、建物自体が腐食してしまうおそれがあります。
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まとめ
サイディングは、外壁材の一種であり、工事費用を安く抑えられるのが特徴です。
また、メンテナンス時期は種類ごとに異なるので、事前に耐用年数を確認しておきましょう。
そして、リフォームでサイディングの塗装が必要な理由は、経年劣化で落ちた防水性を回復するためであり、外壁の変色など劣化サインを見逃さないように注意しなければなりません。
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