住宅ローンの基礎知識!事前審査と本審査の違いとそれぞれのポイントを解説

住宅ローンの利用を申し込むにあたり、事前審査と本審査がどう違うのかとお悩みの方も多いでしょう。
両審査の違いを事前に確認しておくと、何のための手続きなのかがわかり、借り入れがスムーズになります。
そこで今回は、住宅ローンの事前審査と本審査がどう違うのかにふれたのち、それぞれのポイントも解説します。
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どう違う?住宅ローンの事前審査と本審査の違い

住宅ローンを利用するなら、事前審査と本審査がどう違うのかを押さえておくことが大事です。
それぞれの審査の違いは、以下のとおりです。
違い①タイミング
住宅ローンの事前審査と本審査は、受けるタイミングが違います。
金融機関で借り入れするため、最初に受けるのが事前審査です。
購入する物件に目星が付き、資金計画を固めたら、事前審査を受けられるようになります。
また、金融機関によっては、購入する物件がまだ決まっていない段階でも、申し込みが可能です。
一方の本審査は、物件の売買契約を結んだあとで受けるものです。
購入する物件を決めていても、まだ売買契約を結んでいないなら、本審査は受けられません。
このように、住宅ローンの事前審査と本審査は受けるタイミングが違うため、手続きの段階に応じて適切なほうに申し込みましょう。
違い②目的
事前審査と本審査は、どちらも融資の可否を調べていますが、目的に多少の違いがあります。
事前審査の目的は、返済能力を大まかに調べ、融資の見込みを速やかに判断することです。
一方の本審査は、売買契約を結んだ物件の情報などを加味し、希望額を実際に融資しても問題ないかを詳細に調べる目的でおこなわれます。
2段階に分けて審査をおこなう目的は、手続きのスピードと審査の精度を両立させることです。
住宅の購入には多額の資金が必要であり、融資額が自然と高くなります。
金融機関にとっては慎重さが求められるところですが、すべての申し込みに詳細な審査をおこなうのは困難です。
利用者としても、最初から詳細な審査がおこなわれ、融資の見込みがなかなか判明しないと、売買契約の締結が遅れて不便です。
そこで、まずは事前審査で融資の見込みを簡易的に調べ、一定の信用力が認められた方に絞って、詳細な審査をおこなう仕組みになっています。
違い③役割
上記の目的から、住宅ローンの事前審査と本審査は役割に違いがあります。
事前審査の役割は、手続きのスピードを上げることです。
融資の見込みがあるかどうかに絞って審査がおこなわれるため、内容が簡易的であり、結果が早くに提示されます。
一方の本審査の役割は、審査の精度を高めることです。
金融機関側のリスクが詳細に検討される影響で、内容が複雑であり、結果が出るまでにやや時間がかかります。
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住宅ローンの本審査との違い!事前審査の役割をふまえたポイント

事前審査と本審査がどう違うのかを押さえるうえでは、上記の主な違いにくわえ、それぞれのポイントを確認することも大事です。
まず事前審査について、その役割をふまえたポイントは以下のとおりです。
調べている内容
事前審査で主に調べている内容は、利用希望者の返済能力です。
希望の融資額に対して収入が低すぎないか、現時点でほかに借り入れがないかなどが調べられます。
くわえて、個人信用情報も主なチェックポイントです。
個人信用情報とは、現在利用している借り入れの情報や過去の滞納歴などのことです。
いずれも信用情報機関に記録が残っており、事前審査のなかで参照されます。
個人信用情報に関する確認事項は、これから住宅ローンを提供するにあたり、返済に不安を覚えるような記録がないかどうかです。
以上のようなポイントから、各自の返済能力が主に確認されており、購入予定の物件の情報はまだあまり関係しません。
結果の早さ
先述のとおり、事前審査の役割は手続きのスピードを上げる点にあり、結果の提示は基本的に早めです。
スピードが意識されている理由は、融資の見込みが不明では、利用者が物件の売買契約を結べない点にあります。
結果が出るまでに時間がかかり、売買契約の締結が遅れると、希望していた物件をほかの方に買われてしまうこともあるでしょう。
そのため、金融機関としても事前審査では回答を急ぐ傾向にあり、必要書類も最低限に留められます。
申し込みにあたって求められるのは、本人の身分証明書や源泉徴収票などです。
また、インターネットからの申し込みでは、入力された申告事項のみで審査をおこなうケースがあります。
審査落ちの原因
事前審査ではスピードが優先されるものの、融資不可と判定される可能性はあるため、注意が必要です。
主な原因は、まず提示した書類の不備にあります。
必要書類は比較的少なめですが、金融機関が指定したものを不備なくそろえないと、融資を断られます。
事前審査を受ける段階では、必要書類をよく確認し、不備が出ないように注意するのがポイントです。
また、そもそも住宅ローンの申し込み条件を満たしていないと、事前審査の段階で落ちてしまいます。
金融機関が年齢や収入などの条件を公開している場合は、それぞれの基準を満たせているか、事前によく確認しましょう。
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住宅ローンの事前審査との違い!本審査の役割をふまえたポイント

事前審査との違いとして押さえたい、本審査の役割をふまえたポイントは以下のとおりです。
結果が出るまでの時間
本審査の結果は、融資の可否に関する最終回答となります。
確認事項に見落としがあると、金融機関の損失につながりかねないため、本審査では時間をかけて融資の可否が慎重に調べられます。
事前審査と違い、結果が出るまでに約1~2週間かかるため、一連の確認が終わるのを焦らずに待ちましょう。
審査項目
本審査の役割から、審査項目は多岐にわたります。
利用希望者の返済能力があらためて詳細に確認されるほか、購入する住宅の資産価値も関係します。
住宅の資産価値が関係するのは、これから住宅ローンで購入する物件が、借り入れにあたっての担保となるからです。
担保としてどれだけの価値を見込めるか、何らかの瑕疵や違法性がないかなどが主な確認事項です。
このような審査項目は、金融機関によって異なるうえ、具体的な内容は基本的に公開されません。
しかし、一般的に重要な項目や条件はいくつか挙げられます。
まずは、金融機関が指定する年齢までに、完済できることが大事です。
完済時点の年齢は、一般的には80歳未満とされます。
次に、本審査では、利用希望者の現職に関する情報が重点的に確認されるものです。
主な確認事項には、勤務先の情報や現職の継続年数、雇用形態などが挙げられます。
審査落ちのリスク
本審査を受ける段階では、事前審査をすでに通過しているものですが、金融機関から融資を断られるリスクはあります。
本審査に落ちる原因には、まず以前と条件が変わっていることが挙げられます。
事前審査を通過したあとで、カードローンやキャッシングで借り入れしたなど、以前と条件が変わると住宅ローンの利用に影響しかねません。
本審査をこれから受けるなら、以前と条件が変わらないように注意するのがポイントです。
また、これから購入する物件が原因で、審査に落ちるケースもあります。
住宅の購入額と担保としての評価額は別であり、後者のほうが低いと住宅ローンの利用が難しくなります。
自分が選んだ物件に担保としての価値がどれほどあるかは、本審査に向けて一度考えておくことが大事です。
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まとめ
住宅ローンの事前審査と本審査は、受けるタイミングが異なるほか、審査の目的や役割にも違いが見られます。
事前審査は、調べる内容が簡易的だったり、結果の提示が早かったりしますが、提示した書類の不備などがあると融資を断られかねません。
本審査のポイントは、提示される結果は金融機関からの最終回答となるため、時間をかけてさまざまな情報が調べられることです。
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