新しいエリアでの暮らしを考えるときには、物件の間取りや立地条件などにくわえ、街の住みやすさを重視する方も多いのではないでしょうか。
交通アクセスや買い物の利便性の高いエリアが人気ですが、さらに近くに病院があると、家族が病気になったりけがをしたりしたときにも安心です。
そこで今回は、愛知県常滑市にある「常滑市民病院」の概要や特色、診療科について解説します。
常滑市へのお引っ越しをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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常滑市にある「常滑市民病院」の概要
常滑市民病院は、愛知県常滑市にある公立の病院で、救急病院に指定されています。
平成27年に現在の土地に移転したため、建物や設備が新しく、気持ち良く受診できるきれいな病院です。
まずは、常滑市民病院の概要として、基本理念や沿革、診療時間、アクセス方法について解説します。
基本理念
常滑市民病院の基本理念は、コミュニケーション日本一の病院を実現することです。
具体的には、以下の3つを掲げています。
●顧客コミュニケーション
●スタッフ間コミュニケーション
●地域連携コミュニケーション
顧客コミュニケーションとは、患者との関係はもちろん、市民の方に適切な情報を提供することです。
また、病院のスタッフがそれぞれの専門性を発揮しつつ、互いの垣根を越え、一つのチームとして質の高い医療を実践しています。
さらに、市民の方が健康で安心して暮らせる地域社会を実現するため、地域の医療機関や介護福祉施設、行政と連携しています。
沿革
常滑市民病院は、昭和34年に病床数188床(一般132床、結核56床)で開院したのが始まりです。
平成27年に新病院に移転し、中部国際空港が近いことから、未知の感染症蔓延防止を目的に、平成28年に特定感染症指定医療機関に指定されました。
平成30年には訪問看護ステーションを、令和4年には婦人科ウィメンズセンターをオープンし、地域に密着した医療を続けています。
令和4年には手術支援ロボットを設置し、高性能な設備と技術の提供に取り組んでいます。
なお、今後は令和7年に半田市と常滑市を設立団体とした地方独立行政法人「知多半島総合医療機構」を設立し、半田病院と常滑市民病院の経営統合をおこなう予定です。
経営統合に伴い、令和7年4月1日より「知多半島りんくう病院」と名称が変わります。
●所在地:愛知県常滑市飛香台3丁目3番地の3
●診療時間:8時30分~11時30分(午後の診察をおこなっている診療科もあり)
●休診日:土曜日・日曜日
●アクセス方法:名鉄常滑線「常滑駅」よりコミュニティバスに乗車、「常滑市役所・常滑市民病院」停留所よりすぐ
●駐車場:あり(約150台)
なお、救急の場合は、休診日や時間に関係なく診察を受け付けています。
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常滑市にある「常滑市民病院」の特色
次に、常滑市民病院の特色について解説します。
常滑市民病院の特色としては、以下の3つが挙げられます。
●特定感染症指定医療機関
●健康教室の開講
●在宅療養後方支援病院
それぞれの内容について、順番に解説します。
特色1:特定感染症指定医療機関
特定感染症指定医療機関とは、新感染症の所見がある患者、一類感染症、二類感染症、新型インフルエンザ等感染症の患者の入院を担当させる医療機関として、厚生労働大臣が指定した病院です。
令和6年4月1日現在で特定感染症指定医療機関に指定されているのは全国に4医療機関で、常滑市民病院はその1つです。
特色2:健康教室の開講
常滑市民病院では、市民の方が健康で安心して生活できるよう、さまざまな健康教室を開講しています。
そのなかのいくつかをご紹介します。
糖尿病教室
糖尿病を正しく理解してもらうために、糖尿病とはどのような病気なのか、まずは基礎知識の講座から始まり、食事療法や運動療法、薬物療法なども知ることができます。
糖尿病の予防や糖尿病とうまく付き合えるよう、医師や看護師だけでなく、栄養士、薬剤師、理学療法士、検査技師がチームを組んで教室を開催します。
全国糖尿病週間には、病院内に特設ブースを設けるなど、イベントも開催していますよ。
腎臓病教室
腎臓の働きや、慢性腎臓病とはどのような病気なのかを理解するための教室です。
早期発見・予防、食事療法、薬物療法などについても知ることができます。
日常生活の注意点も講座で学べる興味深い教室です。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐために、現在は教室を休講していますが、再開したときにはぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
骨太教室
腎臓病教室同様、感染症の拡大を防ぐため現在休講ですが、寝たきりになることを防ぐために、骨粗しょう症予防についての教室もあります。
背中が丸くなる方や腰や背中が痛い方、骨折しやすい方におすすめです。
教室内容に応じて専門窓口を設置しているため、心配なことや相談したいことなどがあれば、気軽に利用してみると良いでしょう。
特色3:在宅療養後方支援病院
在宅療養後方支援病院とは、在宅にて療養している方が急に体調を崩した場合などに、24時間体制でスムーズに受診・入院ができる体制を整えている医療機関です。
ただし、事前に「緊急時に入院を希望する病院」として登録する必要があります。
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常滑市にある「常滑市民病院」の診療科
最後に、常滑市民病院の診療科について解説します。
総合内科
常滑市民病院には、循環器内科や消化器内科、腎臓内科など、さまざまな分野に特化した内科があります。
また、外科や整形外科、小児科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、婦人科なども備えた総合病院です。
しかし、体の不調を感じても、どの診療科を受診すれば良いのかわからないこともありますよね。
そのような場合に、常滑市民病院の総合内科では、診察・検査をおこない総合的に診断したうえで、適切な診療科へつなぐ役割を担っています。
部局
常滑市民病院は、医師の診察をもとに、看護局や薬剤部、栄養管理室、臨床工学室といった各部局がそれぞれの役割を果たすことでチーム医療が実現しています。
この連携体制が、質の高い医療の提供に繋がっているのです。
リハビリセンター
常滑市民病院のリハビリセンターには、多くの理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が所属し、脳血管疾患や整形疾患、呼吸器疾患などさまざまな疾患の方にリハビリを提供しています。
とくに回復期リハビリ病棟は、毎日リハビリを提供できるような体制を整えています。
開放感のある訓練室も、常滑市民病院のリハビリセンターの魅力の1つです。
6階にあるリハビリ訓練室からは、中部国際空港や伊勢湾、鈴鹿山脈を望むことができます。
広いバルコニーへ直接出ることができるため、天気の良い日にはすばらしい眺望を望み、外の空気を吸いながらリハビリができると評判です。
リハビリセンターのスタッフは、院内で開講する健康教室や地域でおこなわれている健康サロンなどにも出張し、地域の健康維持と促進にも努めています。
また、訪問看護ステーションには理学療法士と作業療法士が従事しており、在宅でのリハビリも提供しています。
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まとめ
平成27年に新しく移転した「常滑市民病院」は、きれいな建物と設備で気持ち良く受診できる病院です。
中部国際空港が近いため、全国で4医療機関しかない特定感染症指定医療機関に指定されています。
さまざまな診療科がありますが、体の不調の原因がわからないときや、食事がとれないといった悩みがある場合に受診できる総合内科があるため、不調のときは相談してみましょう。
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