子どもがいるご家庭がお住まいを検討する場合、住みたいエリアにはどのような学校があるのかについて、興味がある方も多いのではないでしょうか。
とくに高校については、学校の特徴やコースの内容についても気になりますよね。
そこで今回は、常滑市にある「愛知県立常滑高等学校」の概要とコースの特徴について解説します。
愛知県常滑市にお引っ越しをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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常滑市にある「愛知県立常滑高等学校」の概要
愛知県立常滑高等学校は、眼下に伊勢湾が広がり、対岸には世界に向かって飛行機が飛び立つ中部国際空港が望める小高い丘の上にあります。
まずは、学校の概要や教育目標についてご紹介します。
愛知県立常滑高等学校の概要
愛知県立常滑高等学校の歴史は古く、明治29年に創立した旧常滑高校がルーツの学校です。
昭和50年に旧常滑高校から普通科が独立して常滑北高校が設立されましたが、平成18年に再統合し、常滑北高校があった土地に「愛知県立常滑高等学校」としてスタートしました。
愛知県立常滑高等学校は、統合された2校の歴史と伝統を継承しつつ、新たな取り組みを取り入れながら、地域に貢献できる人材の育成に尽力しています。
校歌は、日本を代表する詩人と、ピアニストであるその方の長男が作ったものです。
常滑市にゆかりがあることから、愛知県立常滑高等学校が開校する際に贈られました。
木々の緑に映える歌碑は、学校のシンボルとなっています。
愛知県立常滑高等学校の教育目標
愛知県立常滑高等学校の校訓は、「徹(てつ)」です。
何事にもチャレンジし、「撤」の精神で貫きとおすという意味が込められています。
そして、この校訓のもと、以下の3つを教育目標として掲げています。
●個性を尊重し進路希望の実現を図る
●高い理想を掲げ最後まで努力する態度と実践力を養う
●国家と国際社会に貢献する有為な人間を育成する
一人一人の進路希望や興味・関心に対応するため、高校での3年間を見とおした学習・進路の指導計画を作成し、日々生徒に向き合っています。
国際社会に貢献する人材の育成のため、海外研修や国際交流事業も充実しており、20年以上相互交流を続けているオーストラリアの学校へのホームステイも可能です。
また、1年生がおこなう「闊歩」は、1日かけて往復約20㎞のコースを歩く恒例行事です。
長距離を歩くことで、校訓である「徹」の精神が養われ、達成感と充実感が味わえます。
●所在地:愛知県常滑市金山字四井池10
●アクセス方法:名鉄「蒲池駅」より徒歩約20分
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常滑市にある愛知県立常滑高等学校のセラミックアーツ科の特徴
次に、愛知県立常滑高等学校のコースの内容についてご紹介します。
愛知県立常滑高等学校には、工業科と普通科の2つの学科があります。
まずは、工業科の特徴について見ていきましょう。
工業科は、「セラミックアーツ科」と「クリエイティブデザイン科」の2つのコースに分かれています。
セラミックアーツ科
愛知県立常滑高等学校には、古くから焼き物作りが盛んにおこなわれ、常滑焼の産地としても有名な常滑市ならではの「セラミックアーツ科」があります。
セラミックアーツ科は、全国的にもユニークなセラミック関連の学科です。
セラミックとは、窯業製品の総称で、その代表的なものが陶磁器です。
特徴
セラミックアーツ科では、伝統的なセラミックスはもとより、コンピューターを活用し、創造性豊かな人材の育成を目指しています。
3年間の授業をとおして、幅広い知識と技能を習得します。
目標
●立体的な造形力を身につける
●工業分野の資格取得を目指す
●製図やCADなど企業から必要とされる知識や技術を身につける
上記の目標をもとに、3年間をとおしてセラミック分野とデザイン分野の両方を学習します。
1年生は、粘土の性質や扱い方といった成形技術の基本を学ぶ造形実習がおこなわれます。
2年生の授業では、オブジェや鋳込み成形作品などを制作し、3年生は卒業制作にチャレンジして作品展に出品するなど、ものづくりに携われるユニークなコースです。
進路
セラミックアーツ科の卒業生は、芸術大学・工業系大学・専門学校に進学する方も少なくありません。
また、授業をとおして就職に有利な資格を取得したり、一般常識を身につけたりできるため、就職先も豊富です。
常滑市に拠点を置く有名メーカーへの就職も、毎年多く見られます。
クリエイティブデザイン科
愛知県立常滑高等学校には、デザインに特化した「クリエイティブデザイン科」があります。
特徴
クリエイティブデザイン科は、製品デザインの基礎から応用までを学習するコースです。
デザイン・美術分野の職業を目指し、総合的な知識と技術を習得します。
目標
●基礎的な描写表現力を身につける
●資格取得をとおしてデザインに必要な知識と技術を学ぶ
●デザインの基礎から応用を学ぶ
●CGやCADの知識や技術を身につける
デッサンや水彩画をとおして、表現方法の基礎を学び、授業で養った表現力や想像力を活かしながら、コンピューターでデザインを作成します。
また、パッケージや家具の制作、ポスターのイラスト制作をとおし、工業デザインを学ぶ実習もあります。
3年間の集大成である3年生の卒業制作の展示は、まるで美術館のようです。
進路
卒業後は、愛知県内に進学する生徒が多く見られます。
クリエイティブデザイン科の卒業生は、大学・短期大学・専門学校に進学する方がほとんどです。
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常滑市にある愛知県立常滑高等学校の普通科の特徴
最後に、愛知県立常滑高等学校の普通科について見ていきましょう。
普通科は、少人数指導で個人に応じた指導をおこなうことで、学力の向上を目指しています。
普通科は、「普通コース」と「国際理解コース」の2つに分かれています。
どちらも、大学や専門学校への進学を目指すコースです。
普通コース
普通コースでは、2年次から進路希望に応じて文型と理型に分かれ、さらに3年次になると、それぞれ国公立大コースと私立大コースに分かれて学習します。
国公立大コースは5教科をバランス良く、私立大コースは国語・社会・英語を多く学習し、志望大学合格を目指します。
国際理解コース
国際理解コースは、普通科の教科以外に、ディベート・ディスカッションや英語表現、英語会話、時事英語など英語に関する内容を学習するのが特徴です。
豊かな国際感覚を身につけ、英語でのコミュニケーション能力の向上を目指します。
2年次からは文型クラスに所属し、3年次からは分型の国公立大コースと私立大コースに分かれ、志望大学合格を目指します。
国際理解コースでは、常滑市内の小学校へ英語出前授業をおこなったり、常滑やきもの散歩道で英語によるガイドの体験をしたりなど、校外授業も活発です。
国際理解コースの卒業生は、国際関係や語学系の大学に進学する生徒が多く見られます。
また、海外の大学に進学する生徒もいます。
普通科は、将来国際社会に貢献する人材の土台となれるよう、日々教育・指導に励んでいる学科です。
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まとめ
常滑市にある愛知県立常滑高等学校は、旧常滑高校と常滑北高校が統合し、平成18年に開校した高校です。
工業科と普通科があり、工業科は「セラミックアーツ科」と「クリエイティブデザイン科」というユニークなコースに分かれ、セラミックスとデザインの両方を学びます。
普通科には英語力を磨く国際理解コースを設けており、国公立大学や難関私立大学への合格を目指し、日々の授業はもちろん校外学習にも力を入れて取り組む魅力的な学校です。
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