新しい街での暮らしを考える場合、その街の住みやすさや住環境などを事前にチェックしておきたいものです。
また、最近は各自治体がさまざまな支援事業を実施しているため、どのような支援が受けられるのかも知っておくと、負担を軽減できる可能性があります。
そこで今回は、愛知県常滑市の住みやすさを、市の概要と住環境、受けられる支援の3つのポイントに沿って解説します。
愛知県常滑市へのお引っ越しをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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常滑市の住みやすさを市の概要から知る
常滑市での住みやすさを考えるうえで、そもそも常滑市がどのような市なのかを知ることが大切です。
そこでまずは、常滑市の概要や歴史について解説します。
常滑市の概要
常滑市は、愛知県の尾張地方にある市で、知多半島の西海岸に位置しており、西側は伊勢湾に面しています。
伊勢湾の常滑市沖には、海上を埋め立ててつくられた中部国際空港(セントレア)があります。
常滑市の面積は約56㎢で、南北に長い形をしているのが特徴です。
年間を通じて温暖な気候に恵まれ、適度な雨量もあるため、野菜や果物などをつくる農業が盛んです。
また、伊勢湾から採れる海の幸にも恵まれており、漁業も盛んにおこなわれています。
常滑市の人口は約5万8,000人で、世帯数は約2万6,000世帯です。
愛知県のなかではそれほど人口が多い市ではありませんが、現在も増え続けています。
常滑市の歴史
常滑市は、伊勢湾に面していることから、かつては漁労の民が海を渡って棲みついたと考えられています。
市内では、縄文時代中期ごろのものと思われる石瀬貝塚があり、古くからこの地で人が生活していたことが伺えます。
平安時代末期には「古常滑」という焼き物が誕生したといわれており、現在も「常滑焼」は日本六古窯の1つとして有名です。
また、16世紀後半には、織田氏や豊臣氏と深く関わる戦国小大名が活躍しました。
さらに、海運業が発達し、江戸時代にかけて廻船が大活躍したことから、常滑焼が全国に広まったといわれています。
「常滑」という地名の由来は、なめらかな粘土質の土壌からきているといわれています。
常滑市の周辺は粘土を豊富に産出するため、その土壌を活かして焼き物が盛んに生産され、今でも伝統産業として受け継がれているのです。
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常滑市の住みやすさを住環境から知る
次に、常滑市の住環境から住みやすさをチェックしていきましょう。
住環境として、交通アクセスと商業施設、お出かけポットに注目して解説します。
交通アクセス
常滑市には、名古屋方面へ名鉄常滑線、中部国際空港方面には名鉄空港線が走っています。
常滑駅から名鉄名古屋駅までは、特急を利用して乗り換えなしで、約33分で到着するため、通勤・通学で名古屋方面に向かうのに便利です。
また、常滑駅から中部国際空港までは、約5分で到着します。
出張や旅行の際に飛行機を利用する場合も、アクセスしやすい街です。
車で移動する場合は、インターチェンジが2か所あるため、高速道路をスムーズに利用できます。
市内にはコミュニティバスが走っており、駅から離れた郊外のエリアに住んでいる方の大切な交通手段になっています。
商業施設
中部国際空港ができたことで、常滑市では開発が進んでおり、買い物ができる商業施設が充実している点が大きな魅力です。
大型のショッピングモールがあり、買い物だけでなく映画も楽しめます。
必要なものはほとんど揃うため、休日には買い物に訪れる方でにぎわっています。
また、人気の倉庫型店舗もあり、県外から買い物に訪れる方も少なくありません。
地元密着のスーパーマーケットやドラッグストアなども点在しており、買い物に困ることはないでしょう。
お出かけスポット
常滑市には、休日にお出かけできるスポットもあります。
りんくうビーチ
りんくうビーチは、中部国際空港の対岸につくられた人工のビーチです。
夏は海水浴やバーベキューを楽しむことができます。
21時までは花火をすることも可能です。
夕日がきれいなことでも知られており、レジャーだけでなくジョギングやお散歩コースとしてもおすすめです。
やきもの散歩道
常滑焼で有名な常滑市ならではの観光スポットとして、陶磁器をテーマにした観光コース「やきもの散歩道」が人気です。
レンガ造りの煙突や窯、工場などを見学しながら散策したり、常滑焼の体験ができたりと、常滑市の歴史的な魅力がつまったすてきなエリアです。
古民家風のおしゃれなカフェやレストランもあり、休日にのんびりお出かけするのにぴったりですよ。
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常滑市の住みやすさを自治体の支援事業から知る
常滑市の魅力について前章で解説しましたが、実際に引っ越しを検討するにあたって、自治体から受けられる支援についてもチェックしておきたいですよね。
常滑市は、さまざまな支援事業をおこなっています。
そこで最後に、常滑市で受けられる支援について、いくつかご紹介します。
住宅用地球温暖化対策設備導入費補助金
地球温暖化対策の一環として、自宅に地球温暖化対策設備を設置する方や、ZEH住宅を新築・購入する方に、補助金を支給しています。
補助金額は設備によって異なりますが、たとえば家庭用燃料電池システムを導入した場合は、15万円を上限に設置費用の補助を受けられます。
なお、補助金は予算の範囲内の交付で、申請は先着順です。
補助金を受けるためには、実績報告書や書類を提出しなければならないため、必要書類や申請期限などを市のホームページで確認したうえで検討しましょう。
木造住宅の耐震改修補助
耐震性のない建物の改修を推進することを目的に、木造住宅の耐震改修工事にかかる費用の一部を補助しています。
常滑市で築年数が古い住宅を購入して移住することを検討している方におすすめです。
この補助金制度を利用するためには、以下の要件を満たす必要があります。
●市が実施する無料耐震診断で判定値が1.0未満と診断された木造住宅
●耐震改修工事後の判定値が1.0以上、かつ、工事前の判定値に0.3を加算した数値以上となること
補助金額は、耐震改修工事費に5分の4を乗じた金額ですが、上限は100万円となっています。
創業支援
常滑市で事業を始めたい方をサポートする、創業支援事業をおこなっています。
常滑市と常滑商工会議所、金融機関が連携し、経営・財務・人材育成・販路開拓などの知識習得を目指し、相談会やセミナーを開催しています。
支援事業を受けた創業者に対しては証明書が発行され、会社設立時の登録免許税の減免が適用されるなどメリットも多いです。
常滑市に移住するにあたり創業を検討している方は、まずは相談窓口に問い合わせてみましょう。
このように、常滑市では、住まいに関する補助や創業に関する支援を積極的におこなっています。
そのほか、焼き物づくりを生業とする人材を育てる「とこなめ陶の森・陶芸研究所の研修生募集」など、ユニークな事業もおこなっているため、ぜひ市のホームページでチェックしてみてくだい。
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まとめ
愛知県常滑市は、伊勢湾に面した自然豊かな環境に恵まれた街で、日本六古窯の1つ「常滑焼」の産地として有名です。
対岸には中部国際空港があり、開発が進んでいることから、交通アクセスや生活の利便性が高く、若い方から年配の方まで、あらゆる世代の方が住みやすさを感じられる街です。
住宅や創業に関する支援事業もおこなっているため、常滑市への引っ越しを検討する際は、ぜひどのようなサポートを受けられるのかチェックしてみることをおすすめします。
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